化物語

 

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『化物語』放送開始直前! 新房昭之監督インタビュー

新房昭之監督(以下、新房):
「化物語」 監督。 「ひだまりスケッチ」「さよなら絶望先生」「夏のあらし」等、数多くの作品で監督を務める。

岩上敦宏(以下、岩上):
「化物語」 プロデューサー。これまでに劇場版「空の境界」、TVアニメ「かんなぎ」などを手掛ける。


――第1話制作お疲れ様でした! そして『化物語』では、新房監督のお名前がシリーズ構成としてもクレジットされるとのことですが、それは何故なのでしょうか?

新房
通常1クール作品は12話か13話構成ですが、実は『化物語』は私の方で無理を言って、15話構成で制作させていただいてるんです。ですので、本来以上の話数を制作する事への、自分としての責任と覚悟を表すために、シリーズ構成としても名前を入れました。

――何故、通常よりも多く制作されるのですか?

新房
当初は『ひたぎクラブ=2話』『まよいマイマイ=2話』『するがモンキー=3話』『なでこスネイク=2話』『つばさキャット=3話』という想定で考えていました。ただ、実際に2話構成で作っていただいた『まよいマイマイ』のシナリオを読んだら「これでは会話の掛け合いが短くなり過ぎてしまい、小説の面白さが削がれてしまう」と感じたんです。ですので、皆さんと相談しまして、1話増やした3話構成に変更しました。同様に『つばさキャット』に関しても、一旦3話構成でシナリオを作っていただいたのですが、やはり物足りなくて、最終的に5話構成にしました。ですので、計15話構成になります。

――今回脚本を担当されているのは「セブンデイズウォー」のスタッフですね。

新房
セブンデイズウォーさんは『ぱにぽにだっしゅ!』や『ひだまりスケッチ』のムック本などを手がけている編集プロダクションです。今回は、そこに所属する木澤さんと中本さんのお二人に脚本をお願いしました。西尾さんの小説の面白さを最大限アニメで活かすために、作品を紐解きまとめる能力が非常に高い編集のスペシャリストに参加していただこうと思ったんです。小説の読後感と同じような感覚を、視聴者の方に持っていただければ嬉しいですね。
岩上
脚本会議では、新房監督からも例えば「ココとココの間にある原作のセリフを、シナリオのこの部分でも活かしてほしいんだよね」といった指摘が多々あって、監督もかなり小説を読み込んで臨まれているなあと感じましたね。
新房
2話分のシナリオをチェックするのに、シナリオ会議の前日、小説片手に丸一日かかりましたからね。ですが同時に、読めば読むほど、西尾さんの小説が物凄く練られて作られていることを感じました。西尾さんは本当に凄いです。

――1クールで放送できない回はどこで見られるのでしょうか?

岩上
おそらく12話までを放送して、残り3話は公式HPで無料配信してみようかと思ってます。
新房
それは作る側としても嬉しいご提案ですね。『化物語』は、内容準拠で15話制作になった訳で、決して「続きは商品だけで」といった、商売的な理由でTV放送しない話数が生まれたわけではないんですというのは、声を大にして伝えたいです。
岩上
TV放送については9月一杯で終わりますが、そこからもう少し続いて、もう少し楽しんでいただけるといいなと思います。詳細は決まり次第公式HPにてお伝えします。

――それぞれのエピソードごとにオープニングテーマも違うと聞きました。

新房
各エピソードごとのオープニングテーマは、各エピソードのヒロインを演じる役者さんに歌っていただきます。それぞれの作曲をBGMも制作していただいている神前暁さんに、作詞をmeg rockさんにお願いしています。

――曲に関して監督のイメージはありましたか?

新房
「キャラクターごとの個性が出ているものにして欲しい」とお願いしました。せっかく作るのなら、それぞれの違いが出ないと変える意味も無いですからね。実際、完成した曲もきちんと個性が出ていて面白かったです。神前さんが楽しくそれぞれのエピソードやヒロインと格闘されているのが伝わってきました。

――今回、新房監督の作品に神前さんが参加するのは初めてですが、BGM・オープニングテーマ含め、神前さんの音楽はいかがですか?

新房
とにかく最高ですね。どれも素晴らしかった。特にBGMに関しては、あれだけ会話がある作品に対して、それに合うものを作るのは難しかったと思うんですよ。でもそれを見事に超えていただいた。

――それと、『化物語』共通のテーマソングであるsupercellの「君の知らない物語」も非常に気になります。

新房
あの曲は聴いているうちにどんどんハマッていきましたね。『化物語』にピッタリの曲で、エンディングにも使わせてもらおうと思っています。あの曲が本編の最後に流れるのは、とても良いなと感じています。

――では最後に、これからTVアニメ『化物語』をご覧になる方へメッセージを。

新房
とにかく、スタッフもキャスト面も音楽面も、作品作りに関わる部分での最高の布陣が揃い、それぞれ非常にはまっていると感じています。今回は「ストロングスタイル」とでも言いますか、隠し玉的な仕掛けを施すのではなく、正攻法で原作に取り組みたいというつもりで制作しています。是非、放送をご覧いただければ嬉しく思っています。

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